ノルマンディーに点在する村
UP

ノルマンディー地方は、魅力的な小さな村や町がたくさんあります。
今回は、Lyon-la-Foretという古くからある村に立ち寄りました。春から夏にかけて観光シーズンは、たくさんのお花で彩られ、バケーションの人たちで賑わうそうです。
私たちが訪れた1月はオフシーズンのため、とても静か。冷たい空気と曇り空が、どこか緊張感がある村の雰囲気を作っていました。そんな中、石造りの家の煙突から立ち上がる煙を見ると、ほっとします。
ほとんどのお店が静かに閉店中。不安になりながら歩いていると、1軒だけ光の灯るお店を発見。フランスでよく見る昔ながらのタバコ屋さん。フランスの田舎町では困ったら、タバコ屋さんです。
恐る恐る入ると、温かく迎え入れてくれました。ここは地元の人たちの憩いの場。カウンターでカフェやお酒を飲んで店主と楽しそうに世間話をしています。簡単な食事ができ、店内には葉巻、宝くじ、新聞、雑誌にちょっとした日用品までが、小さなお店にぎっしり詰まっています。大きくてとっても美味しいパニーニとカフェをいただき大満足。居心地の良さと、一時でも村の日常に入れていただいた、とても良い時間でした。

Lyon-la-Foretは、緩やかな傾斜の上にノルマンディーらしい木組みの建物が並び、美しい村の情景を作っています。1時間もあれば村を一周散歩できます。
村の教会の横を小川が流れ、霧の中の木々が幻想的でした。村の広場には程よくお店があります。暖かい季節には人々で賑わうことでしょう。
