フレンチリネンのできるまで

Harmonie Bleue(ハーモニーブルー)で扱われるリネンがどのように生まれているのか。
ノルマンディーの畑で原材料のフラックスの種まきから商品の完成まで、フレンチリネンができるまでのストーリーを紹介します。

STEP 1

ノルマンディーの畑にて

春、ノルマンディーの土壌に適したフラックスの種が蒔かれます。
6月中旬、畑は美しい花の青色に染まります。
7月、すべての繊維を使うため、黄金色になったフラックスを根から引き抜き畑に並べます。茎は数週間土の上で乾燥、発酵されます。
雨と太陽の光に交互にさらされ、土壌の微生物やバクテリアにより発酵が進み、繊維が木質部分から分離します。
水やりと肥料をほとんど必要としなく、環境にやさしい栽培です。 それだけに毎年、気象条件によりワインのようにヴィンテージが生まれます。

STEP 2

繊維を取り出し糸にする

機械で茎から繊維を取り出します。繊維は、長繊維と短繊維に分けられます。
櫛でとかすように機械で繊維の絡まりをほぐし、徐々に細くなる櫛に通すことで繊維を分離させます。長く上質な繊維が選ばれ、それらをつなぎ合わせ繊維に撚りをかけて糸にします。1ヘクタールのリネンから2万キロメートルの糸を作ることができます。
茎の残りは板の材料や馬の寝床として利用されます。フラックスには捨てるところはありません。

STEP 3

生地を織り縫う

フランス国内で生地が織られます。織機によって生地の特性が違います。ハーモニーブルーのベッドリネン、リネンタオル類は密度の高い生地を選んでいます。
織られた生地は専門の職人によって裁断され縫製されます。
製品によっては縫製と染色の順番が前後します。

STEP 4

染める

フランス国内で染色をします。
先に縫製し染色するもの、生地を染色してから縫製をするものにより風合いが異なります。
フランスでの染色は、自然の風合いを大切にした、やさしい色合いが特徴です。
染色工程でも環境に配慮し、350を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる世界最高水準の安全な繊維製品の証であるエコテックス®スタンダード100の認定を受けています。

STEP 5

完成

完成した商品は検品を経てみなさまのお手元へ。
リネンの柔らかさが増し、馴染んでいくのをお楽しみ頂けると幸いです。